答えを写すことは、全くもって、時間の無駄。勉強への姿勢の問題。
今回も答えを写している生徒を発見…。
答えを写す生徒は、確信を得た時点で注意をします。
確信を得るまでは、「おかしいな、おかしいな」と思い続けます…。
答えを写すのは、大体宿題ですね。1人でやっている宿題なら簡単に答えを写せますしね…。
なぜ答えを写すのでしょう?
学校の宿題にしろ、家庭学習にしろ、塾の宿題にしろ、答えを写す子供達。
計算がめんどくさい、早く終わらせて遊びたい…。
至極当然の欲求ですよね。
「答えを写すぐらいなら宿題はやらなくていい、むしろやらないで。」と伝えてはいます。
正直、本心です。提出されると、こちらはそのプリントをチェックをしないといけませんからね。
答えを写すのは、「先生である私(もしくは親)に言われるからプリントをやっている。」からです。
「『自分のため』に珠算をする。」に変えていくことが使命だと思っています。
そうしてこれが一番の上達の早道です。
自分のために努力するという姿勢は、今後、生きる上で非常に力になってくると考えています。
今回も答え写しを見つけました。
さぁ、今回も答え写しを発見しました。
宿題なども含め提出されたプリントは後から確認しています。
ですので、問題行為をしてから、私が発見して叱るまでにタイムラグがあります。
お子さんですから問題行為をしたことを忘れてしまうこともあります。
もちろん「あっ、誤魔化してるな?」と思うこともありますが、深追いはしません。
答えを写した生徒さんに考えてもらいたい。
こういう不正を見つけるたび質問をしています。
「答えを写すことで、計算が早くなる?出来るようになる?」と。
「先生はきちんと解いてくれたと思って解答を見ています。だけど、答えを写したものを一生懸命チェックしていたんだね。〇〇さん写す時間も無駄だけど、先生の時間も無駄になってるよね?」と情にも訴えてみます(笑)。
でも、子供にとって「時間は無限」。
なかなかピンとは来ないようです。まぁ、言い続けますがね…。
さて、今回の生徒さんの場合はどうするか。
今回のカンニングを見つけてしまった生徒さんの答え写しは初めてではありません。
授業態度も、まだまだ甘いです。
今回は、カンニングも含め、授業態度も変えれたらときつめにお灸をすえます。
この生徒さんは難しい問題ではあるけれど、ゆっくりゆっくり問題を解いているので、計算力の低下を心配していました。
なので、すでに受かっている級の問題を解いてもらいました。
計算のスピードが落ちていることを本人に感じてもらったうえで、そして本題に移ります。
答えを写した問題を再度解かせ、正解を出させました。
そして、写した答えと正解がこんなにかけ離れているかを聞きました。
それから、写した解答を見せ「ここを写しましたね?」と言いました。
ここまで突き詰めるのは久々です…。
でも、この生徒さんは、少しきつめに対応した方が良いだろうという判断です。
きつめに対応して教室が嫌になってしまったら…と悩みはします。
いやいや練習しても、習い事の成長は期待できませんから。
優しさと厳しさのさじ加減は難しいです。