難しい「さくらんぼ計算」、もっと簡単に!
上の子は小学生になって、さくらんぼ計算というのを知りました。
とっても驚きでした…。なんで計算のハードルあげちゃうの?
さくらんぼ計算とは
さくらんぼ計算とはこんな感じ。
7個のおはじきを頭の中にイメージして、4個のおはじきを消して残り3個のおはじきがある、って考えるのかな。
イメージできない子は、指で7を作ってそこから4つ、指を折って考えるのかな…。
「足す数」をさくらんぼで分解する方法と、「足される数」を分解する方法と、その2つを臨機応変に使う方法とあるようです。
上の子が小学校で教わったのは「足す数」を分解する方法だったので、そちらで説明していきます。
問題だと思う点
私がこれが問題だと思うのは、幾通りもの「数の分解」を子どもたちが覚えないといけないから。
例えば、「7」をたす問題だけでも、「数の分解」を6通り覚えないといけないですよね。
- 「9+7」だったら、7は「1と6」にわける。
- 「8+7」だったら、7は「2と5」にわける。
- 「7+7」だったら、7は「3と4」にわける。
- 「6+7」だったら、7は「4と3」にわける。
- 「5+7」だったら、7は「5と2」にわける。
- 「4+7」だったら、7は「6と1」にわける。
大変ですね…。
でも、計算は「7」をたす問題ばかりじゃないですよね。
繰り上がる計算の数と覚えないといけない「数の分解」の数は以下の通り。
- 「1」をたす問題では繰り上がりの計算は1つ。数の分解は必要なし。
- 「2」をたす問題では繰り上がりの計算は2つ。数の分解は1通り。
- 「3」をたす問題では繰り上がりの計算は3つ。数の分解は2通り。
- 「4」をたす問題では繰り上がりの計算は4つ。数の分解は3通り。
- 「5」をたす問題では繰り上がりの計算は5つ。数の分解は4通り。
- 「6」をたす問題では繰り上がりの計算は6つ。数の分解は5通り。
- 「7」をたす問題では繰り上がりの計算は7つ。数の分解は6通り。
- 「8」をたす問題では繰り上がりの計算は8つ。数の分解は7通り。
- 「9」をたす問題では繰り上がりの計算は9つ。数の分解は8通り。
このように、10の分解の9通りの分解以外に、36通りの「数の分解」を覚える必要がありますよね。
そろばんをもとにして考える
でも、そろばんをもとにした考え方なら、10の分解以外に覚える必要がある「分解」は、以下の通り。
- 「2は1と1」
- 「3は2と1」
- 「3は1と2」
- 「4は1と3」
- 「4は2と2」
- 「4は3と1」
- 「6は5と1」
- 「7は5と2」
- 「8は5と3」
- 「9は5と4」
たった、10個だけです。
4までのたし算は、さくらんぼ計算と一緒ですが、5より大きいときのたし算はで使う「数の分解」の数はたった4通りです。
あんまり昔すぎてどうやってならったか覚えてないんですけど…。
子どもって、「6を4と2にわける」とか、「7を3と4にわける」とか意外に難しいと感じると思うんですよね。
「7」を手で作るときって、「パー」と「チョキ」で「7」を出しますよね?
だから、「7は5と2」は、すんなり納得できる。
さくらんぼ計算にルール追加!
足す数、足される数が両方とも5以上数字だったら…。
2の数字とも「5と{いくつ}のさくらんぼ」で分ける!
5は5同士でたして10にする、残りは残りで足す。
こっちの方が分かりやすいと思うんだけどな…。