かわうそ?くろてん?フィレット?を助けた話
何かが飛び出してきた!
平日の昼下がり、のどかな農道をゆっくり車で走行しておりました。
胴体の細長くて足の短い小動物が、右から出てきて左に横切っていきました。
「おっ?野生フィレットかな?」と思ってみていると、もう1匹出てきました。
最初の1匹目が道を渡り終えたころ、2匹目はちょうど道の中央付近。
徐行しながら対向車が通り過ぎて行きました。
戻ってこないで…。
すると2匹目の胴体の細長くて足の短い小動物がおじけづいたのか、右側にUターン。
ええっ!轢きたくないっす!
車を見てか、道の中央付近で立ち往生…。
ハサードを出して右によると、ますます小動物、近づいてきた!
仕方がないので、車の外に出ました。
小動物がむっちゃ話しかけてくる…。
すると、牙をむき出しにしながら、むっちゃ話しかけてきます!
「向こうに行こうとしたら車きた!なんとかしてくれ!」って言ってるみたい(笑)。
1匹目は、たぶん親。
口に何かを加えていたけど、子供だったのかな?
2匹目は、1匹めより、ちょっと小さいから、この子もたぶん子供だよね?
幼鳥なんかは人間の匂いがついていると子育てしないというし、触らない方が良いのかなと思って、両手を広げてその小動物を追い立ててみたけど、動きやしない。
ますます、話しかけてきます。
首をもって移動。面白いほどおとなしくなる。
仕方ないなと持ち上げることにした。
噛まれたら困るので、どこを持てばいいのかなと考えた。
やっぱ、首だよね。
首を持つと大人しくなった。
さようなら!元気でね。
近くの草むらに離せばいいかと、思わず道の右側の草むらに行きかける。
駄目だよね、1匹目は道の左に行ってるんだもの。
また横断しようとするよね。
左の草むらに行って、さっきの1匹目を探す。
でもわからない。
そしたら急に2匹目が暴れだした。
慌てて手を放す。
元気に草むらの中に消えていきました。
一件落着
振り返ると後続の車が待っててくれました。
たぶん、私が何をしていたか見ていてくれたようです。
その車たちに先に行ってもらいました。
反対車線の後から来た車は、「なにやってんだ、この人?」って感じで一瞥くれながら走ってきましたが。
まぁ、一日一善。
命が無駄にならなくて良かったです。